危険認知が苦手な知的障害者の命を守るためにできる危険回避方法3選

子育て

『危険なことへの予測ができない知的障害者との生活をしている家族のみなさんは外出時はもちろん、自宅にいたって気が抜けませんよね?』

 

だって、危険認知ができないことで目を離すと何をするかがわからない・・・

ダメだということを説明したってそう簡単に理解をしてくれるわけでもない・・・

そのせいで、親はどこにいても気が休まることがない

 

このように、危険認知ができない障害を持った人と生活をしている人達の中には命に直結するような危険なことを味わって、寿命が縮まるほどの怖い思いを1度や2度、経験してる人もいると思います。

 

ぶっちゃけ、我が家にも危険認知ができない障害児がいて、何度か怖い経験をしているのでよくわかります・・・(汗)

えーじ
えーじ

今思い出しただけでも心臓がバクバクしちゃうくらい・・・

せめて危険なことだけでも理解してくれれば・・・と、思いますよね。

 

でもこの危険なことの判断が苦手だったり、説明しても簡単に理解ができないことは一言で言ってしまえば『しょうが無いこと』だから、我々大人がその危険なことからの危険回避をして守ってあげなくてはいけないんです。

西野くん
西野くん

そこはわかっちゃいるんだけどね!

 

ただ、そこで出てくる問題が冒頭でも言った僕ら守る側の気が休まる時間がないということ。

いくら親だからといって、いくらしょうが無いといっても危険回避のために子供からずっと目を離さず監視状態でいることは身体が持ちません・・・。

そんなメンタルじゃ、あなたが笑顔でいる時間だって減ります・・・。

そして、あなたの笑顔の時間が減ると、必然的に大切な家族の笑顔だって減ることになってしまいます・・・。

 

だから考えることをするんです!

どうすれば危険認知のできない人の命を守りながら僕ら親も気を休める時間を作れるのかを・・・

 

ちなみに命に関わる危険なことは外出時はもちろん、家の中のほうが危険なことはあるので注意が必要です。

 

ということで、これから僕が書く記事の内容は

『知的障害によって、危険認知が苦手な人の命を守るための危険回避方法』

という内容になります。

なので、この記事を読むことで危険回避方法がわかります。

そして、その方法をあなたが自宅でやってないのであれば、是非やってもらいたい!という気持ちです。

 

こういった障害を持った人との生活に大事なことは環境作り!

しっかりと対策をすることで大切な人を守ることができ、更にあなたの気持ちに余裕が生まれます!そして笑顔の時間が確実に増えることになります。

ぶっちゃけ、子供を守ることは大切なことだけど、自分のことも大切にデキなきゃ子育ては努まりません。

なので、この記事を参考に自分が休める時間も作って欲しいと思います。

 

 

【えーじプロフィール】
この記事を書いた人

我が家には知的障害の息子がいて、その兄はフルコンタクト空手で全国大会優勝経験者、自分も空手の指導者として11年間の経験あり、妻は我が家の総監督、家族揃ってメンタルクソ強いです!

普段は会社員をしながら、障害のある我が子を育てて思うことを本音でストレートにツイートやブログで発信していきます。
『我が子は障害者ですけど何か?』の精神でやっていきます!

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危険認知ができない知的障害者とは?

危険認知って言葉を聞いたことがありますか?

 

簡単に言えば、危険なコトやモノに対しての判断能力のことです。

健常な人は、高い所から落ちると怪我をしてしまうなどの危険だという判断が当たり前にできることだけど、知的障害を持った人達はこの高い所から『落ちる⇒怪我する⇒危険』という認識が低いんです。

他にも、刃物などの危険な物に対しても同じく『刃物⇒切れる⇒危険』などといった判断も難しいんです。

 

ただ、この危険認知ができないのは知的障害の中でも重度以上のの知的障害者と言われています。

知的障害者といっても『軽度・中度・重度・最重度』と4つに分けられていて、ザックリいうと・・・

  • 軽度知的障害者・・・IQ50~70で学力は18歳を過ぎても小学生レベルとは言われているけど、日常スキルは支障がないと言われている
  • 中度知的障害者・・・IQ35~50で学力はひらがなの読み書きはできる、日常スキルも全てとまではいかないが、殆ど出来るレベルと言われている
  • 重度知的障害者・・・IQ20~35で学力はひらがなの読み書き、日常スキルは衣食住で介助や保護が必要になってくる、外出も1人では出来ない
  • 最重度知的障害者・・・IQ20以下で適切な訓練で単語で言葉が少し出る程度、日常スキルも1人で出来ることはほぼ無く、見守りや介助が必ず必要

 

このように一応分けられていて、我が子はここで言うIQ20以下の最重度知的障害者です。

我が子の日常生活スキルは精神年齢で言うと2.5歳レベルと検査結果が出ていて、実年齢は高校に通う年齢ではあるけど、理解力やできることをトータルして2歳児くらいなんです。

 

2歳の子供に自動車や刃物の危険性を伝えても理解することが難しいですよね!

なので、重度、最重度の知的障害者は何歳になっても危険なことに対する認識が低いので何歳になっても外出とかを1人で出来るようにはなりません。

知的障害者はここの精神年齢と言われてる部分に障害があるので、実年齢に対して精神年齢が追いついて来ない障害なんです。

これが危険認知ができない知的障害者です。

 

 

そして、次の内容では危険認知ができない知的障害者を守るための我が家が実践してる危険回避方法を我が家の実体験談をもとに紹介しています。

我が家の息子も色々と過去にやってくれたので危険回避は色々と対策済みです。

 

 

外出時の危険回避方法

外で怖いのがやっぱり車との衝突事故!

外出時の危険認知ができない人の危険回避方法の結論を言っておきます。

『一歩外へ出たらどんなことが起きようと手を離さないこと!』

 

【我が子の実体験談】

僕と息子が外で遊んでいる時に、車で買い物に出掛けていた妻が帰って来たら息子は車が走ってることには全く気にすることなく、妻のところへ駆け寄って行こうとします。

 

発達に障害のある子は、何かに興味を持つことでそれしか目に入ってこなくなってしまう傾向がある。

なので、息子は母親にしか興味をしめさずその他の状況がどうであれ、母親めがけて近寄って行ってしまうんです。

なので、よっぽど危険なことがない広い公園とか以外はどんな動きをするかもわからないので、必ず手を繋ぎ、その手を離さないことは大事なことで、それだけで息子の命を守ることができるんです。

 

ただ、嬉しいことに息子も少しずつ成長をしてくれていて、小学生の頃からみれば、中学部、高等部になるにつれて動いてる自動車に対して近くに行かないような素振りを見せてくれるようになってきてます。

僕ら家族も『どうせわからないんだし・・・』なんてことは考えずに『車に近寄ったら危ないよ』とずっと声を掛け続けてきた甲斐が何年も掛けて実り始めたと最近思うことが増えてきました。

 

えーじ
えーじ

ちなみに息子が小学生までは『迷子防止ひも』を使って対策をしてました。

ぶっちゃけ、周りは人は子供をリードに繋いでいる姿を見てあーだ、こーだ言う人はいるけど、そんなことを気にしてる場合じゃないんです

 

妻
大切なことは何か?1番に考えるところはココ!!!
えーじ
えーじ

ダネっ!

 


妻

我が家はリュックタイプではなかったけど、リュック付きも可愛いね!

 

 

自宅での危険回避方法

家にいる時間が長いからこそ危険回避が大切!

家にいても実際には家事もやらなきゃいけないのに目が離せない・・・こんなんじゃ時間がいくらあっても足りない・・・

これじゃあ気が休まる時間なんてできません。

 

【我が子の実体験談キッチンの巻】

息子がまだ小学校の時にふと息子を見たら包丁を握って立っていたことがあります。

家族みんなマジでビックリしたし、息子がどんな動きをするかも分からないので超怖かった・・・。

ただ息子は包丁を握ってニコニコしてたんですけどね・・・(汗)

 

結局、息子は包丁が危険な物とは認識しておらず、毎日妻がキッチンで使っているのを見て自分も持ってみたかったというだけの事だったんだと思います。

危険認知ができないとこういった事がリアルに起きます。

妻

あれ以来、包丁事件はありませ〜ん。

えーじ
えーじ

対策はシンプルだけど、効果は抜群!!!

ガスコンロにもロックが付いてるのでロックは必須です。

 

【我が子の実体験談脱走の巻

これもまだ息子が小学校に通っている頃ですが、朝学校に行く前の話。

朝はバタバタしていて息子が行動を把握してなかった時に息子は1人で靴を履き外へ出て行っていたのです・・・。

幸い、息子の脱走は我が家の事情を知ってくれてる近所の方が運良く保護してくれて無事でしたが、近所の人が保護してくれてなかったとしたら大事件になっていたかもしれません・・・。

危険認知が苦手な人は道路にも躊躇なく出て行くので、本当に1人で外へ行かれることは全身鳥肌もの・・・。

 

この事があってから、我が家はドアロックだけでは危険なのでリモコン式の別のドアロックを付けて対策をしました。更に、ベランダなども別の鍵をつけて対策をすぐにしました。

えーじ
えーじ

リモコンドアロックは高かったよね・・・

妻

そんなこと言っても背に腹は代えられぬ!!!

えーじ
えーじ

確かに!命に関わることだからね!!

 

えーじ
えーじ

窓やベランダに使ってるがコチラ!

 

 

更に息子は晩飯で食べようと解凍していた鳥肉(生肉)を息子は勝手に食べていたこともあります。

大事にはならなかったけど流石にビックリでした。

現在は対策済みです。

冷凍肉の解凍方法を下の記事で詳しく書いてます。

 

危険認知ができないってことは、健常な家族には絶対にありえない出来事が日々ありえることなんです。

 

下の記事はリモンロックのことについて詳しく書いてある記事なので一緒に読んでみて下さい。

 

 

危険回避は親の努め

危険認知が出来ないということで家族はその子に対して常に注意深く見てなきゃいけないし、子供が健常者だったらやらなくても良さそうな対策をする必要があったりもするんです。

 

体もどんどん大きくなり、今までは届かなかった高いところも届くようになったりと大きくなればなるほど危険なことが増えていきます。

 

今後も予想もつかないような危険な事をいつやるかもしれません。

でもそんな時は直ぐ対策をして同じような危険なことが二度と起こらないように対策をすること、そして先々を考えて危険回避をできることはやっておくことも大切な僕ら親の努めだと思います。

そして、これが知的障害者の危険認知ができない子供がいる家族のリアルです。

 

まとめ

最後に・・・

知的障害者との生活は『まさか!?』の連続です!

危険認知が出来ないとなると、更に予想外なことばかり起きるので親の僕たちは家に居ても、外へ行っても気を抜くことはできません・・・。

下手すりゃ、命に係わる重大なことにもなり兼ねないですからね。

 

だからこそ、その子を守るためにもそして自分達が少しでも休まるような環境づくりを考えていく必要があるんです。

 

そして環境を整えることで、それが気持ちの余裕にも繋がり、そのことで家族が笑顔になれる回数も増えることに繋がっていきます。

想像もつかない『まさか!?』はあるけど、ちょっと先読みしておくことで防げる危険はいっぱいあります。

どうか笑顔の環境づくりを心掛けて下さい。

 

この度も最後までお付き合い下さり、誠に有難う御座いました。あなたに幸あれ!

 

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