★この記事は知的障害の息子が実際に経験した支援学級の担任教師からの『虐待』の内容です。
実際に我が子が担任から受けた虐待の内容とその時に僕と妻がどんな行動を取ったか、そしてこの事件後の僕ら夫婦の気持ちの変化、それと虐待に対する我が家の考えを思ったまま書いています。
内容に入る前に少し聞いて下さい。
我が子は最重度知的障害があり、言葉が出ません。
自分の身の周りのことも殆ど1人じゃできないので、誰かのサポートを必要とします。
そして、この話は我が家が以前住んでいた北海道のオホーツク沿岸にある小さな町の普通学校の中学に上がったばかりの特別支援級で起きた虐待の話になります。
この町は小さく、障害のある子だけが通う特別支援学校がなく、通って行ける範囲にもありませんでした。
なので我が子は、小学校も普通学校の支援学級を卒業して、中学校もこの町の普通学校に通っていたんです。
ちなみに、小学校に通っていた時は良い先生ばかりに恵まれて、息子も学校に行くことが好きだったと思います。
ぶっちゃけ、息子は言葉を喋れないので、僕ら家族は彼の表情にいつも注目をして彼の気落ちを察するようにしていました。
そして、中学校に行き始めてすぐのことです。
毎朝息子を学校まで送り迎えをしていた妻が妙なことを僕に言ってきたんです・・・。
この虐待の話の始まりは妻の『ん?』から始まりました。
この続きは本文で詳しく書いていきます。
そして、これから僕が書く記事の結論を言ってしまうと『学校という場所でイジメをするのは生徒だけじゃない!』ということ。
それともう1つ付け加えさせてもらうと、『〇〇だから信用できる!』なんて場所や人はこの世に存在しないということ。逆を言えば、どんな場所や人でも『まさか!?』は絶対にあるということ。
我が家のように子供に障害がある場合、世の中の当たり前を疑う必要もあるということです。
そして、この記事を書きながらその当時の怒りが湧いてきて言葉も汚くなることが予想されますのでご理解をお願いします・・・。
我が家が実際に体験した『まさか!?』の話を1度読んでみて下さい。
虐待防止のために入学前にやったこと
実は知的障害の我が子は『不整脈』の心臓病もあって運動制限もあるため、支援学級の中でも『重複クラス』になるので、教室にシャワーが完備されてることが決まりのようなんです。
でも我が子が通う中学校には支援学級はあったけどシャワーが付いてなくて、学校側は息子が通えるように使ってない教室にシャワーの付けて、教室をリフォームをして学校へ通える準備をしてくれました。
そして、息子が実際に入学する前に僕ら夫婦は小学校からの引継ぎファイルなども提出して学校とも息子の特徴なども含めて色々話し合いながら入学の準備をしたんです。
でもその中で、気になった部分が1つ。
息子が通えるようにリフォームした教室は、息子だけしか使わず、授業は担任とマンツーマンで行うということ・・・。
この内容に対して僕ら夫婦は先生と息子だけのマンツーマン授業には’’反対’’をしました。
言葉が出ない息子に万が一のことが合った場合、親どころか、他の誰にも助けを求めることができない、誰の目も届かないのはリスクが大きすぎると学校側に訴えかけました。
その理由として・・・
どんな人にも怒りや苛立ちはあるものだから、なんぼ教員であっても虐待は絶対にない!なんてことは僕ら夫婦は思ってはいませんし、もしそんなことが起きた場合に息子は助けを求めることができないんです・・・。
そして僕ら夫婦の希望として’’虐待防止のために監視カメラの設置’’をお願いしたんです。
でもこれには学校としてはそういった予定がないと断られたので、『それなら我が家が実費でカメラを買って付けます。そうでもしないと息子を学校に通わせられません』とハッキリと言いました。
(ぶっちゃけ、この時無理を言ってでも監視カメラを付けてたら、息子の虐待は防げてたかもしれません・・・)
すると学校側は特別支援員(補助員)を付けると言ってくれたのでとりあえず承諾。
更に校長からこの時に担任の紹介があり、昔から支援のほうに携わってきた先生で『この道のスペシャリストです。安心して下さい。』と紹介されたんです。
我々夫婦は色々やってくれた学校側をとりあえず信用した。
(ちなみに息子の担任は、独身の30代女性です。)
(補助員は既婚、子持ちの30代女性です。)
担任が困らないように妻もやるだけのことをやった日々
とりあえずは準備万端で息子は入学を迎え、学校へ通い始めたんです。
でもやっぱり、担任も息子と接してみてわからないことなどもあるだろうと、妻は入学してから約1ヶ月間は息子に付添いながら担任に色々と息子のことを教えたんです。
『これは出来ないので手伝ってあげて下さい。』
『こういうことは本人は嫌がります。』
などの注意点を伝えながら、担任の我が子に対する対応なども気にしつつやってくれたんです。
これは、小学校の入学の時にも妻はやったことです。
因みに、ノートにも我が子の特徴や手伝ってあげて欲しいこと、無理にやらせないで欲しいことなど事細かく書いていつでも確認できるように万全な状態にしてはいました。
それと、我が家には障害のある息子の2つ上に健常の兄がいて、同じ中学の3年にいたので長男には『色々と頼むね!』とお願いもしていました。
ちなみに、息子が通っていた学校には他にも支援学級の生徒がいて、みんな先輩だったけど4~5人くらいは居たと思います。
ただ、息子とは別々の教室でみんな授業を受けていたため、息子の教室は担任と補助員の3人だけ・・・。
こんな感じの中学校生活をスタートしたんです。
『何か変?』妻が感じた違和感から虐待が発覚!
4月の入学から約1ヵ月間妻が毎日授業に付き添い、5月頃から妻なしでの授業始まり、妻もやっと一息ついていた時のことです・・・。
担任と補助員と息子の3人で授業が始まり、たった1ヵ月で問題が起きたんです。
6月のはじめ・・・妻が言ったんです。
『最近の息子が朝、担任に会うとうつむく』と・・・。
笑顔が売りの息子が人と会って表情が曇る・・・
笑顔を見せずにうつむくって僕ら夫婦でもあまり見たことがないことで、妻は『何か変?』と言い出したのが始まりです。
息子は人と接することが好きで、長男の同級生もよく教室に遊びに来てくれてたようで、基本学校は好きだったと思うんです。
そして妻はすぐに動いた・・・。
妻はまず、担任ではなく補助員の人に連絡を取り、教室内での出来事を色々と聞きだして息子が普段どんな感じで生活をしているのか?ってことを教えて欲しいと聞いたんです。
そしたら案の定・・・
我が家が本気で立ち上がろうと思った理由のひとつ、補助員が妻に言った言葉。
『〇〇君(我が子)が、可愛そうです・・・。私は補助で担任の先生にその指導の仕方は間違ってませんか?って怖くて言えませんでした・・・。』
なぜ言えないのかを聞くと・・・
『私と担任の先生は社長と平の関係なんです・・・私は口出しができません。』
この時点で妻は電話で話しを聞きながら、震えてました・・・。
間違ってると思うことを『間違ってる!』と言えない全く使えない補助員にも腹は立ったけど、僕らは担任に対しての怒りが一気に爆発したのを今でも覚えてるくらいです。
【実際に補助員の人が教えてくれた『虐待』と取れる担任の行動が下記の内容です】
妻が息子の授業に付き添わなくなってたった1ヶ月で担任は態度をころっと360度変えた・・・。
妻がお願いしていたことなんかほぼフル無視状態・・・。
そして、妻は一応電話越しに補助員に聞きました。
『あなたにも子供がいると思うけど、これ自分の子供が同じ扱いをされたらどう思う?』
すると補助員はこう答えたんです・・・。
『許せません・・・』
僕ら夫婦はこの時『まさか、自分の子が・・・』と思ったし、それと同時に怒りが込み上げてきたことは言うまでもない・・・。
ただ、僕らも大人、相手の話も聞きましょうということで次の日夫婦揃って学校に行きました。
担任の言い分とその担任の過去を暴いた話
次の日に夫婦で学校に行き、関係者全員を集めての話し合いが始まった。
そこで言ってきた担任の言い分が、
『〇〇君に対してそんなつもりでやってません。』
『〇〇君の出来ることを増やしてあげたくて・・・。』
正直、こんな話をしてくるだろうと予想はしていた・・・
そして思っていた通り、こんなクソみたいな言い訳を始めたんです。
そして僕らもこれには勿論反論をしました。
『伸ばして欲しい部分は直接お願いをしてるはずです。』
『言葉が出ない人に言葉で言わないとわかりません。は、無いんじゃないか?』
『不整脈の発作が起きた時、なぜ自己判断をしたのか?死んだら責任取れますか?』
『そもそも、お願いをしてないことばかり、なぜやったのか?』
この質問に対しては、担任は何も言わず無言でした・・・。
僕ら夫婦はイライラしていくばかり、そんな中僕らは同時にSNSで拡散して担任の過去の情報提供をお願いしたところ、何件か返信をもらえてわかったことが2つ出てきました。
- 以前いた学校でも子供に対して我が子のような対応をしていたという事実・・・
- もう1つは、普通学級の担任を受け持っていた時に、この担任の心無い言葉に傷ついた生徒が登校拒否にまでなっていたという事実・・・
妻はこの親御さんに直接話を聞かせてもらうことをしました。
そしてその親たちは『腹は立ったが、動くことはしなかった・・・』
これは学校と親の話し合いで終わらせて教育委員会には上げてない話しだということでした・・・。
正直、ガッカリです。
でもこれでわかったことは、息子の担任は言ってしまえば虐待の常習犯だったんです・・・。
補足情報として!
ただ、僕ら夫婦はこの虐待について黙って終わらせるつもりは全くないので、こういったSNSの力も借りて情報を集め学校に提出したんです。
同時に児童相談所と警察にも被害届を出しました。
この時点から息子は勿論学校には行かせてません。
学校側の対応に対する僕の考え
それから3~4日経ってから、学校の校長から自宅に電話があり『謝罪をさせて欲しい』と連絡が来て、一応聞くだけ聞いてみるつもりで自宅に来てもらったんです。
謝罪当日、校長、教頭、担任が来ました。
★今この記事を読んでくれてる方へ・・・
(僕ら夫婦は凄く怒ってるってことを覚えておいて下さいね、言葉が汚くなります。)
3人が自宅に来た時は、僕ら夫婦と息子と妻の姉の4人がいました。
自宅の居間に通した後、学校側の3人は床へ正座をして僕や妻に向かって
『この度は申し訳御座いませんでした』と謝り、校長の口から『全て事実』だと認めたんです。
全て事実と虐待を認めたにもかかわらず、校長はひたすら言い訳を言い続け、息子にもう一度学校に来て欲しいという話しをして1時間くらい経った頃に校長が言ってきました。
『足を崩しても宜しいでしょうか?』と・・・。
正座をして痺れたんでしょうね、僕は『どーぞ』と、校長に言ったんです。
そしたら、教頭も足を崩しあぐらをかいたんです。
そしたらなんと、我が子をいじめていた担任教師も足を崩したんです!!!
その瞬間僕の怒りは頂点に達し、妻も同じタイミングで怒りのスイッチが入ったのは言うまでもありません。
校長も教頭も責任者として許せませんよ、だけど我が子いじめていた担任は絶対に許せません。
キレた僕は止まらなかった・・・
『何をしにうちに来たんだおめぇら?
担任のアンタは一言も喋らず校長の付き添いか?
おめぇいじめていた本人だろ?
黙って1時間正座して、校長が足を崩した瞬間に一緒になって足を崩して、悪いことした時に謝るってどういう事をすれば相手に伝わるのよ?
そもそも、まずうちに来た時に息子がいたなら誠心誠意、息子に謝るのが筋だろ?
障害者で言葉も出ないし謝っても意味通じないからか?
ふざけんなっ!』
と、全部出てしまったんです。
怒りが治まらなくなった僕は、話しにならない大人に『帰ってくれ』と言い、学校側は本気で反省をしてないと分かり更に許せなくなったんです。
学校側とこういう問題が起きて僕が感じたこと
僕は子供達の教育に携わっている人間がこんなクズみたいのばかりでとてもガッカリしました。
子供たちには、悪いことをしたらちゃんと謝らないダメ!なんてカッコつけたことばかりを言い、いざ自分が悪いことをしても誤りかたすら知らない・・・。
教師は大人の力を使い、先生という絶対的な立場を利用して弱い子供達を自分の好きなようにコントロールし、誰も見てない箱の中で好き放題やりたい放題する場所という認識でいいですか?
そう思われてもしょうがないですよね?!
がっかりした教育委員会とのやりとり
★この画像は【北方ジャーナル】という雑誌に我が子の虐待の内容が載った実際のページです。
勿論、この虐待の話しは教育委員会にも伝えて実際何度も足を運び話し合いをしました。
が、教育委員会もハッキリ言って終わってます・・・。
子供の気持ちなんかコレっぽっちも考えてません。
考えているのは、穏便に済ませてあわよくば、なかったことにしたいくらいの空気感です。
我が家はそんなことわかりました。とはなりません!
そして教育委員会の対応は
『異例ですが担任を変えます。』
我が家からすれば
『当り前のことですよ!そしてこの担任を辞めさせるのがあなた達の仕事だと言ったんです。』
我が家が言いたいことは、うちの息子のことは言ってしまえば過去の話しで、無かったことには出来ないこと。でもこの担任が教師を続ける限りまた我が子と同じ様な可愛そうな犠牲者が出ることを防ぎたかった。
現に、僕の息子が虐待を受ける前に既に2人同じようなことをされてるのは事実。子供達のことを考えると、これは穏便に済ませる話ではない!
でも教育委員会は問題が起きても出来るだけ小さく事を済ませようとしたい理由は、ただ1つ。
『自分を守りたいだけ・・・』
認めず、受け入れず、自分の立場や学校や町の評判をただただ気にしてるだけの大人の勝手な事情です。
嫌な想いをした子供の気持ちなんか1ミリも考えてません。
皆さんもよく覚えておいて下さい。
結局他人ごとなんです・・・。
僕ら夫婦はできる限りの行動をした
我々夫婦は、知り合いのツテを使い週刊誌にこの件を載せてもらえるようにお願いをしました。
実際に記者の方と直接会って話しを聞いてもらい、こんなことが二度と起こらないようにという気持ちを伝えたのです。勿論怒りも!
そしたら記者の方が動いてくれ、実際に記事にしてくれた「北方ジャーナル」という雑誌に載せてもらったんです。
そしてその記者の方は学校に取材を申し出たところ『取材拒否』で教育委員会は取材を受けたものの、教育方針で親と担任の考えでズレが合っただけと言い『事実関係なし』と釈明したんです。
僕は雑誌を読んで学校と教育委員会の対応にはドン引きでした・・・
でも、虐待があった事実と内容は記者の方に載せてもらえたので本を買った方に読んでもらえることはマイナスではないと思っています。
結局、教育側も所詮何か起こった時は自分が可愛くて、自分達にとってマイナスなコトは頑張って解決をする気はないということです。
そして、被害届を出した警察も実際「手を出すような事がない限り、口だけの暴言などでは動けない」と言われたし、児童相談所も似た様な反応でした・・・。
ぶっちゃけ、この虐待の件はこれ以上の進展はなく、結果的に半分僕らの泣き寝入り状態で終わってしまった感じです。
虐待事件後の僕ら夫婦の気持ちの変化
我が子は喋ることができないので、表情でしか気持ちを読み取ることが出来ず、担任に虐待を受けていた時どんなに嫌な思いをしたのか聞いてあげることすら出来ません・・・。
とても、とてもツラかったはずです・・・。
早く誰かに気づいて欲しかったはずです・・・。
担任を変えれば解決するなんてそんな甘い考えの話ではないんです!
おまけに学校の校長は、スペシャリストなんて適当に相手を安心させるような発言をして、親からの信用を失ってることに関しても転勤してしまえば自分には関係ないという楽観的な考えが許せません。
こちら側がアクションを起こさないと黙り続け、時間が解決してくれるみたいな無責任な考えも本当に腹が立つ。
とりあえず、謝っとけばというのが最初から感じてましたが、実際にその通りだったってことですよ。
僕ら夫婦はこのような対応しかしてくれない学校には、大事な我が子を安心して預けられなくなりました。
そして、僕ら夫婦の気持ちとしては『結局は自分の子供は自分たちでしか守れないんだな』と強く思うようになりました。
人が好きで、学校へ行くことが大好きな息子の楽しみを奪ったあの担任は一生許せません・・・。
こういう問題をちゃんと解決しなければ、また我が子のような可愛そうな子供が出るんです。
手を出すことだけが暴力ではなく、言葉だったり、やるべきサポートをわかっていながらしないということも立派な暴力だということを知って欲しいと思います。
障害者だからわからないだろう・・・なんて考えでいられちゃ困ります。
言葉の出ない知的障害者の人達だって言われていることをわかってる人がたくさんいるんです。
最後に
僕ら家族は現在、以前住んでいた町を離れ、札幌市に住んでいます。
元々、息子がが中学校に入学する時には札幌市への移住は決まっていたことで、息子の虐待の件で引っ越した訳じゃないんですが、丁度良かった?
いや、遅かったですね・・・。
こんな嫌な思いはする必要はないですから。
現在息子は楽しく札幌市の支援学校へ通っています。
でも僕ら夫婦は警戒心が強くなりました。息子の虐待の件があったせいで、昔より他人を信用しなくなりました。
最後に、実際に我が子が担任からの虐待を経験したからこそ僕ら親が感じた大切なことをまとめておきますので、改めて意識して欲しいと思います。
- 学校という場所で起こるイジメは生徒同士だけじゃなく、教師からもあるということ!
- 我が子を守れるのは親だけと言っても大袈裟ではないということ!
- 親の目がと届かない場所でのことで『何か変?』と思ったら即行動すること!
- 世の中の当たり前を疑う気持ちは持つこと!
ごめんなさい、全員がそうだとは思っていませんが人間は少なからず好き嫌いがあり、神ではなく人の子だってことです。
どうか福祉などに関わった仕事をしている皆さん、好き嫌いやストレス発散のための『物扱い』だけはしないで下さい。
嫌ならその仕事にしがみつかずに辞める選択をしてください。
問題が起きてからじゃ取り返しがつきません。
信用を1度無くすと、取り戻すのは不可能って思うくらい難しい話になります。
この度も最後までお付き合い頂き有難う御座いました。あなたに幸あれ!
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