子供のためと思う気持ちがヘリコプターペアレントになる!その特徴と対処法

子育て

『自分の子供にだけは将来幸せになって欲しいと思うよね』

『将来いい仕事に就き、経済的安定もして欲しいと思うよね』

 

 

自分の子供はやっぱりなんだかんだ言っても世界一可愛いものだから親としてできることをやってあげたくなるのが当然の話。

子供がつらい想いをしている時にそれを黙って見ていることは親心としてはとてもつらいこと・・・。

 

でも、子供の心の成長には『つらい』と思う感情が必要だってこと知ってましたか?

 

人間は子供の頃からの失敗を繰り返して自立していきます。

その失敗した時の『つらい』と思う気持ちが考える力、乗り越える力になるんです。

 

でもその失敗を子供の頃に親のカバーによって経験せずに大人になってから味わってしまうと、考える力、乗り越える力が備わってない大人になってしまうんです・・・。

大人なのに自立ができてない人間に育ってしまうんです・・・。

 

でもそんなふうに子供が育ってしまったのは『親の過保護』が原因なんです・・・。

 

あなたは『ヘリコプターペアレント』という言葉を知ってますか?

空を飛ぶヘリコンプターのように子供のことを上空で常に見守り続けて管理、干渉することの比喩。そして子供に何か合った場合にすぐ助けの手を差し伸べることをする親のことを『ヘリコプターペアレント』と言います。

 

この言葉はアメリカ発祥の言葉で日本では以前『モンスターペアレント』という言葉が流行ったんですが、アメリカではこのヘリコプターペアレントが社会問題とされているんです。

 

でもこのヘリコプターペアレントの意味を知って僕が思ったのが、アメリカだけの問題ではなく今や日本の親の問題とも凄く思ったんです。

実際にヘリコプターペアレントの親が日本にもいると感じたこと、そしてその予備軍も凄くいると思ったんです。

 

 

そんな我が家にも子供がいるので僕も他人事ではないです。

このヘリコプターペアレントという言葉を聞いた時、自分は親として当てはまってはいないか?!とすかさずチェックしてしまいました。

ちなみに我が家は基本、子供に決めさせ、自由にやらせているのでヘリコプターペアレントには当てはまってはいないようです。

 

子供が大きくなって自立ができていないということは、いつまで経っても1人で何もできないということ!

更に、1人じゃ何もできないことで他の大きな問題が出てくるんです。

なので、その問題をみなさんにも知ってもらいたいと思い、ブログで書くことにしました。

 

 

あなたはもしかして、自立なんてある程度の歳になれば当たり前にするものだと思っていませんか?

だからその頃までは親の自分ができることを何でもしてあげよう!と子育てに一生懸命になり、親は愛する我が子が困らないようにと何でも手を貸してしまう・・・

 

ここに問題があるんです。

要はペアレントとの線引が難しいんです・・・。

 

 

そして最初のこの段階でこの記事の結論である理由と対処法をザックリと言ってしまうと・・・

 

その理由とは親の『過保護ゆえのやりすぎ子育て』が原因なんです。

このやりすぎ子育てをやめないと子供はいつまでたっても自立はできません。

そしてその対処法は5つ

  1. 子供自身に考えさせる
  2. 子供に決断を委ねる
  3. 子供を見守る
  4. 子供の失敗を受け入れる
  5. 親の考えを優先せせない

 

これから僕が書く記事の内容は『ヘリコプターペアレントの特徴とその対処法』

この後の本文では、その特徴と対処法について詳しく深堀りしていきます。

この記事をあなたが読み終えた時には子供にとって何が大切か?ってことをわかってもらえると思います。

 

私もしかして・・・

なんて少しでも思ったなら、1度最後まで読んでみて下さい。

 

 

【えーじプロフィール】
この記事を書いた人

我が家には知的障害の息子がいて、その兄はフルコンタクト空手で全国大会優勝経験者、自分も空手の指導者として11年間の経験あり、妻は我が家の総監督、家族揃ってメンタルクソ強いです!

普段は会社員をしながら、障害のある我が子を育てて思うことを本音でストレートにツイートやブログで発信していきます。
『我が子は障害者ですけど何か?』の精神でやっていきます!

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子供の自立を妨げる親の特徴とは

愛するがゆえの行動だってことはわかります。

失敗をさせたくないってこともわかります。

でもここに書いてることが自分に当てはまっているなら素直に受け入れて欲しいです。

なぜならそれは子供のためだから・・・。

 

あなたが下記の5項目に対して客観的に自分を見た時に当てはまっていませんか?

もしそうであれば、ヘリコプターペアレントもしくはその予備軍の可能性があります。

チェックしてみて下さい。

  1. 子供が何かする時、大人のあなたの知識や経験から効率の良い方法を聞かれてもいないのに教えてしまう。
  2. 子供が何か決断で迷っている時、引き際がわからずに親が決めてしまう。
  3. 子供のやることなすこと、全てを把握して管理してしまう。
  4. 子供が何か挑戦している時、失敗しないように先回りをしてサポートをしてしまう。
  5. 子供の気持ちよりも、自分の考えを優先させてしまう。

 

どうでしたか?

親のあなたからしてみれば、子供のためを思っての行動なのかもしれないけど、全てに対して過干渉過ぎる『やりすぎ子育て』になってしまっていませんか?

 

そして、この5項目のうち2〜3項目当てはまるあなたは『ヘリコプターペアレント予備軍』の可能性が高いでしょう。

 

ただ、こうなってしまう親の特徴としては親が子育てに対して真剣だからなんです。

その真剣さが子供に対して行き過ぎた干渉の向き合い方になってしまうんです。

 

そしてヘリコプターペアレントがなぜ問題なのか、冒頭でも軽く触れていますが次で詳しく深掘っていきますよ!

 

 

なぜヘリコプターペアレントが問題なのか?

まず親が何でもやってあげることで子ども自身、ある程度の年齢に達しても自立ができないんです・・・。

子供はある程度の年齢に達した時に自然と自立する訳ではないんです!

 

極端な話をすると、子供に対して親が何も手を貸さない、勝手にどーぞ!の子育てスタイルだと子供は勝手に自立するでしょう!

 

でも、愛する可愛い我が子にそんな勝手にどーぞ!ができずに逆に過干渉になってしまっている。

その過干渉が実は子供の自立を妨げているんです!

そして自立ができてない人が大人になってしまった場合、どんな問題が出るのか?

 

【自己肯定感の低い人間になってしまう】

自分に自信が持てない人間になってしまうことで、行動することに対して臆病になり行動をしない人になってしまうんです。

ある意味完璧主義になってしまい、失敗するようなことを避け、ネガティブ思考で万が一失敗でもしたもんなら自己否定してしまうような人間になってしまう。

 

【問題行動のリスクが高まる】

この問題行動とは、例えば今まで何も言わなくても親が全てをやってくれて、決めてくれていたことで、いざ一歩外に出た時、困ったことが起きた場合でも誰かにSOSが言えない人間になる。

子供の時、学校で忘れ物をしてしまった場合にも、自分が反省するんではなくカバンに入れといといてくれなかった親のせいにすようになる。

失敗や失望といった誰もが経験する場面で対処する方法を知らない人間に育ってしまう。

 

 

 

更に、アメリカの研究結果によると、ヘリコプターペアレントの親に育てられた子供は『鬱』になる可能性が高いとも発表されています・・・。

少し前まで、アメリカでは親の過保護も愛情がゆえ、とも言われ特に問題視されていなかった時期もあったみたいだけど、現在では社会問題にもなり今までの常識が研究結果により否定されるようになったみたいです。

 

これって我が国日本でも親が気をつけていかないと子供をダメにしてしまう可能性があると思いませんか?

『過保護』『優しさ』の区別を親は理解して子供と接していく必要があると思います。

 

次の項目では僕ら親が、じゃあ子供とどう向き合って行けば子供を自立させてあげられるかを深掘っていきますよ!

 

 

親が気をつけるべきポイントと対処法について

ここでは親の僕らが何に気をつけて子育てをしていけばいいのか?ということについてお伝えしていきます。

 

将来的にあなたの可愛い子供が自分の力で生きて行けるように、僕ら親はサポートをして行くことが大切なんです。

行き過ぎた管理や干渉は子供の自立を妨げる行為です。

そのことについて下記の5つにまとめてみました。

 

1.【子ども自身で考えさせる】

親としては可愛い子供に無駄を省いた効率のよい方法を教えてあげたくなる気持ちもわかります。でもそこは我慢して子供自身に考えさせ、自分で考える力というものを付けてあげましょう!

 

2.【子どもに決断を委ねる】

子供にもその子の考え、その子の世界があるんです。あなたの子供はあなたのモノじゃない。あなたが全てをコントロールするんじゃなく、一歩引き我慢して子供の力を信じ子供自身に決断を委ねてみましょう!

 

3.【子どもを見守る】

子供が可愛いからこそ危険なことや辛い想いもさせたくないのはわかります。だからといって子供の全てを把握するために、どんな所でもついていくようなマネをせず我慢して子供に色々な経験をさせましょう!

 

4.【子供の失敗を受け入れる】

完璧な人間なんていません。人間は失敗をして強くなるんです。人生で成功してる人ほど失敗の数は多く、それを乗り越えて来たからこそ強いんです。

親としては自分の子が何かに失敗して苦しんでる姿は見てるのも辛いけど、そこは我慢して逆に『失敗してもいいんだよ!』と伝え、失敗することは悪いことじゃない!とプレッシャーから開放してあげましょう!

 

5.【親の考えを優先させない】

あなたの可愛い子供はあなたの子供ではあるが、決してあなたの所有物ではない。親のあなたの理想通りの子供にさせることが親の役目ではなく、あくまで目的は自立させること。

習い事、学校、子供の意思も聞かずにあなたの考えを優先させるのは間違いです。子供にも人格があり、人権があるんです。親の考えを優先せることを我慢して、子供と話合い子供の気持ちを聞いてあげましょう!

 

 

まとめ

最後に・・・

自分の子供には幸せになって欲しいと親なら誰もが思うことです。

だからこそ僕ら親はそのために時には手を貸してあげたくても、ぐっと我慢する時も必要だし子供の話を真剣に聞くことも大切なんです。

 

あなたにとって、子供が大切な存在で将来子供には自分の人生を自分で考え自分に自信を持って生きることを願うなら『やり過ぎ子育て』にならないように子供と向き合うことをして欲しいと思います。

 

ということで、長々と書いてしまった記事を読んでくれて有難うございました。

ぶっちゃけ、ここまでの文章は忘れてしまっても構いません(笑)

でもせめて下記の5項目だけでも覚えていって下さい!

  1. 子供自身に考えさせる
  2. 子供に決断を委ねる
  3. 子供を見守る
  4. 子供の失敗を受け入れる
  5. 親の考えを優先せせない

 

子供が自立することは子供の将来に大きく関わってくることです。

僕ら親は子供が自立することを1つの目的として、子供に考える力をつけてあげ、失敗を経験せずに成功はない!と教えて上げるためにも子供の決断したことを信じ、見守ることが大切なんだと思います。

 

そしてその経験が自己肯定感を高め、それが自信にも繋がり、人生の成功を掴む人間に育っていくんだとも思います。

 

この度も最後までお付き合い誠に有難う御座いました。あなたに幸あれ!

 

コメント

  1. ひとみ より:

    えーじさんいつもありがとうございます😊
    私は自分がヘリコプターペアレントというよりもヘリコプターペアレントに育てられたかもと思ってしまいました。
    自分の思うレールの上に乗せようとした母、困る前に手助けしてもらってました、実際今の私は自分に自信がなく
    人の顔色ばかり気にしています
    我が子達はかなり放任で育てたので自分でしっかり歩いてくれているのが幸いです。
    障害児の親達特に一人っ子の場合は、抱え込んでいる親が多いように思います
    思いついたままに書いてしまいました
    ありがとうございました😊

    • eiji より:

      ひとみさん、コメントありがとうございます。
      確かに一人っ子の場合、距離感が難しく悩んでいる人もいるかもしれないですね。
      記事を読んでくれて本当にありがとうございました!