発達障害は治る!?治らない!?子供が発達障害と分かった時の向き合い方

子育て

『家にいる時は別に違和感もないし何も感じないから大丈夫!』

『子供が通う保育園や学校から1度検査をしてみては?って言われて腹が立った・・・』

『ぶっちゃけ、発達障害は治る!!』

 

 

まだこんなふうに思ってる人がいるなら、ヤバいです!

一度最後までこの記事を読むことをおすすめします。

 

僕が我が家の次男坊の障害のことがきっかけで【Twitter】を始めてから、思っていた以上にフォロワー数が増えてくれてDMなどでの相談を受けることが多くなった。

じゃあDMよりも使いやすい【LINE@】を使って相談や話しだけでも聞いてあげれればと思って始めてみたんですけど、これも思っていた以上の方に友達登録をして頂き、本当に感謝しています。

皆様本当に有難う御座います。

 

そして、相談を受けた中でちょっと気になる相談事があったので『本人の身バレは絶対に無いこと』をしっかりと守ったうえで本人の了解を貰いこの記事を書いています。

 

相談の内容をザックリと言うと、保育園に通う娘のことでの父親からの相談でした。

『娘の通ってる保育園からお子さんの行動について少し問題があると保育園側から言われて療育などの機関で1度見てもらっては?!と言われたけど、どう思いますか?』

こんな感じの相談でした・・・・・。

 

そして、父親の意見としては『家で娘の様子を見てる限り、特に違和感や気になる点はない!』ってことだった。

ちなみに、母親は保育園側の意見と同じで『1度そういった機関へ連れて行った方がいいのでは無いか?』という意見だったそう・・・。

 

そして、この父親が言ってきたことが・・・

『このくらいなら家で教えれば直ると思うんですよ!発達障害だとしても、それが気にならないようにまで治してあげられますよね?』

更に、

『もし、娘が発達障害だったとしても受け入れることはできます。』

 

ハッキリ言うと障害に対して甘く考えてるな。っていうのが僕の第一印象でした・・・。

 

一応僕も最重度知的障害者の子を持つ父親なので分かるんですよ、障害に対して本気で受け入れる気があるかどうか?ってことが・・・

 

 

この記事は、こんなふうに思っている父親の話しと僕がこの父親に言った内容を書いています。

そして発達障害者に対する僕が考える対応の仕方を書いてますので、気になる方は1度最後まで読んでみて下さい。

 

 

【えーじプロフィール】
この記事を書いた人

我が家には知的障害の息子がいて、その兄はフルコンタクト空手で全国大会優勝経験者、自分も空手の指導者として11年間の経験あり、妻は我が家の総監督、家族揃ってメンタルクソ強いです!

普段は会社員をしながら、障害のある我が子を育てて思うことを本音でストレートにツイートやブログで発信していきます。
『我が子は障害者ですけど何か?』の精神でやっていきます!

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発達障害は治ることはありません!

 

発達障害について大切なことなので最初に言っておきます!

『発達障害は治りません』

受け入れることは出来ると言いながら、発達障害は治るとも言ってる父親に僕が最初に言ったことは、『発達障害は治りません』ということ!

 

僕は専門家ではなく、息子が最重度の知的障害を持った子の父親ってだけで発達障害者に対して特別な知識は持ってませんが、発達障害が治る病気ではないことくらい分かります。

昔は発達障害って食べ物で治るとか、家庭環境によってなるものとも言われていたみたいだけど・・・

 

現段階でも、発達障害のことは全て解明されてはいないみたいですけど、発達障害は先天性のものとして言わてます。

発達障害とは・・・

発達障害(はったつしょうがい、英: Developmental disability、DD)は、身体や、学習、言語、行動の何れかにおいて、発達が遅れた状態である。原因は先天的である事が殆どで、発達の遅れに伴う能力の不足は生涯にわたって治る事はない

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

父親の相談内容

相談者の父親からの相談内容とは・・・

 

娘が通っている保育園から連絡が来て、『みんなと同じ行動をとることが苦手のようです。』

『正直手を焼いてます・・・。1度発達関係の機関で見てもらってはどうでしょうか?』

と言われました・・・。(怒)

 

僕に相談をしてきた相談者の父親は少し保育園側に言われたことに対して怒りを感じていました。

その理由は、自分がその子を家で見てる限りでは違和感やもしかして・・・?という部分が特に見当たらないから。

みんなと同じことができないだけで障害を疑ってきた幼稚園側に少しイラッとしていたから・・・。

 

だけどそんなことを言ってはいるけど、もし実際に発達障害と言われた時には受け入れます!とも言ってはいました。

 

そんな話を踏まえたうえで、父親が僕に言ってきたことは、

『特に問題がないと思っているんですけど、家で何かするとすれば何がありますか?

きっともう少し様子を見てればできるようになるとは思うんですよ!』

 

『一応妻は療育センターの予約を入れたみたいですけど・・・。』

こんな感じの相談内容でした。

 

その話を聞いたうえで僕が父親に伝えた内容は

確かに子供のうちは大人の言うことなんか聞かないってことはよくあることだけど、保育園側が言ってきてることはそこの部分も把握したうえで言ってきてると思うんです。

そこは保育園側の言ってることを聞き入れる姿勢を取るべきだと思いますよ。

と僕は伝え、心配だと思うんで出来れば保育園の先生も一緒に一度療育センターに行くことをすすめたんです。

そこで何もなければ安心できることでもあるし!

 

それから2週間後くらいに僕に連絡がきて、療育センターで検査してきた結果、発達障害の疑いが強いという結果が出ました。

というメール内容でした・・・。

 

実際、発達障害とかの検査をしても1度検査しただけじゃ分からないと言われています。

この話を聞いたうえで僕が相談者の父親に伝えたことを次で書いています。

 

 

僕が伝えたこと

この記事を読んでくれてる中で、今回の相談者の父親のような気持ちが少しでもある方が読んでいるならこれから僕が言うことを理解してもらいたい。

そのうえで自分の子と向き合うことをして欲しいと思います。

ここで大切なことは、本人の気持ちを1番に考えてあげることが大切なことです。

 

今後、障害と向き合って生きていくのはあなたではなく、あなたの子供だということを忘れないで下さい。

 

『やっちゃダメなこと』

発達障害は一生治ることはありませんので、その人のありのままを受け入れることを『本気』でして下さい。

受け入れるってことは自分では思ってる以上に難しいことで『本気』にならないとできないです!

周りを気にしないとか、健常者と比べることをしないなど、気持ちや行動で気をつけなくてはいけないことがたくさんあります。

最初は意識してやってても構わないのでそういったところから自分の気持を変えていくことです!

 

もし、治そうとしたり健常者に近づけようとすることで将来的にその子は生きづらさを抱えて生きることになってしまいます・・・・・。

その子は親のあなたと同じく健常者と自分を比べることを無意識にでもしてしまい、世間で言う『普通なこと』ができない自分を否定してしまうから・・・。

なので親のあなたは絶対にやってはいけないことです。

 

『やるべきこと』

受け入れることができたら、発達障害のある自分の子が楽に生きれるように手助けをしてあげること!

いくら家族とだからといっても、自分の分身ではありません。親のあなたが思ってることは子供からしてみれば何も分からないし、その逆のあなたも子供の気持ちは分からないと思います・・・。

そこですれ違ったままにせず、日々の暮らしの中で子供との信頼関係をしっかりと積んで行って下さい。

そのうえで本人が困っていることや生きづらさを感じてることに対して、意見を言うんではなくどうしたらその悩みが解決するのかを一緒に考えてあげることをして下さい!

 

小さい頃はそんなに思わないかもしれないけど、大きくなっていけば色々と分かってくるので、そんな時に生きづらさを感じ始めたりするのでそうなった時には、悩み事を紙に書き出し、対処法などをメモって障害を持った本人に常に持たせることで、いつでも見ることができて予防することにも繋がります。

言葉だけでは忘れてしまうので、必ずメモを取ることをお勧めします!

 

 

まとめ

今回は発達障害の人に対する診断前(グレーゾーン)の子供にやってはいけないことと、やるべき対応を書いてます。

僕は専門家ではありませんので発達障害者に対しての専門的な話はできませんが、少なくとも自分の子が障害者だと宣告された場合の受け入れ方と対応の仕方は間違ってないと思っています。

 

障害者は自分の力ではどうにもならないことがあるから障害者なんです!僕ら健常者のように生きさせようとすることは、『足の無い人に走れ!』と言ってるようなものなんです。

そのことを僕ら健常者はちゃんと理解して言葉をかけたりすることが僕ら健常者にとって当たり前にできなくてはいけないことだと思っています。

 

最後に・・・親であるならできること、できないことをしっかりと分かってあげて、できないことに対する手助けをしてあげることで、その子が生きやすい環境になっていくんだと思います。

 

この度も最後までお付き合い下さり誠に有難う御座いました。あなたに幸あれ!

 

 

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