『家族の中に障害者の人がいる家庭の話』
『それが自分の子供であったり、あるいは兄妹姉妹だったり・・・』
それぞれあると思います。
そして、その家族の中にいる障害を持った子供や兄弟の将来のことって考えたことってありますか?
健常者の兄弟姉妹がいることで色んなことを考えることがあると思います。
親が面倒をみれる間は親がみるのが当然な話しなんだけど、もし親がみれる状態じゃなくなった時に誰が面倒をみるのかって話を家族内で話したことってありますか?結構重要な話しだと思いますよ!
そんな我が家にも最重度知的障害を持った息子(現在15歳)がいて、2つ上に健常者の兄がいる2人兄弟です。
ちなみに我が家は将来のことに対しての話しは、僕ら夫婦の考えを長男坊が中学生くらいの頃から話しをしていて、たまに今でも長男坊には言い聞かせています。
我が家の長男坊は彼が小さい頃から優しい性格で、障害のある弟に対して物凄く優しい弟想いの兄なんです!
現在『兄』高校生、『弟』中学生だけど家族で出掛けた時なんかは僕ら親がお願いをしなくても、自ら弟の手を握って危険なことが分からない弟の命をしっかりと守ってくれる何とも有難く、男として本当に強くカッコイイ男なんです。
そんな彼の姿を昔から見てるからこそ、障害者がいる我が家は将来の家族のあり方の話しをするんです!
この記事の本文では、障害者が家族にいる家庭の将来のあり方と、そのことに対しての我が家の考えとその理由を詳しく書いています。
もし、この記事を読んでいるのが我が家と似た環境の方であればその家族の誰でも構いません、兄弟がいる家族ならば1度最後まで読んで欲しいと思います。
読んでみて例えあなたの考えと違ったとしても我が家のような選択肢もあるんだと受け入れ、選択肢を広げるきっかけにして欲しいと思います。
家族の将来のあり方について・・・
この記事を読んでくれてるあなたは将来の家族の形を考えたことがありますか?
自分の子供(兄弟)がまだ小さいうちはまだ考えてないかも知れませんネ!
でも早かれ遅かれ子供の成長と親の老後、もしくは親なき後のことについては考えないといけないことです。
色々な考えがあるとは思います・・・・・。
子供達が皆、健常児なら大人になっても頑張れよ!で済む話しですけど、兄弟のどちらかが『健常児』でどちらかが『障害児』の場合、”頑張れよ!”では済む話しではないんです・・・。
障害者が家族にいるってことは、こういった先の分からない将来についても考えないといけなくて、先のことで分からないからこそ不安になって悩んでしまう・・・。
こんな苦労もあるんですよね。
訳あってシングルで障害者の子供を育てている家族の人、子供は障害を持った一人っ子の家族の人、それぞれ悩みごとは尽きないと思うし、不安だと思うんです・・・。
そして、こういった家族の不安を軽くする方法の1つに福祉施設での『虐待ゼロ』が鍵を握ってるとも思っています。
それらを踏まえて僕は日本の将来に期待し、希望を持っています。
そこで、そのために僕ができることとは何かを考えてみた時にこのインターネットを使って世界に発信をすることが今の僕にできることだと思い、【Twitter】や【ブログ】を使って『虐待ダメ!絶対!』を言い続けています。
少し脱線してしまったけど、ここから我が家の健常な長男坊にずっと言い続けてきてる僕ら夫婦の考えをここでズバッと言います!!
『お前が大人になってこの家を出た時点で弟の面倒をみるのは終わりだからね!』
我が家は長男坊が中学生になった頃からこの言葉を言い聞かせています。(洗脳に近いかも・・・笑)
これが僕ら夫婦が考えた将来の家族のあり方で、これが我が家のルールなんです。
中には・・・
『将来は障害のあるこの子は1人じゃ生きていけないから、兄弟であるあなたに任せるからお願いね!』
という家族の考え方もあるでしょう。
今の時代じゃ珍しいけど、たくさん兄弟がいる家族なら、『みんなでこの子を守ってね!』という家族の考え方もあると思います。
それぞれの考えがあって、それぞれの選択肢があるので正解や間違いとかって話しではないと思います。
ただ、僕ら夫婦も考えて考えて出した答えなんです・・・。
この僕ら家族の考えについての『理由』は次で書いてます。
夫婦で考えた決め事
我が家が選択した『お前が大人になってこの家を出た時点で弟の面倒をみるのは終わりだからね!』その理由をここで伝えていきます。
冒頭でも伝えたと思うけど、我が家の長男坊は弟に対して物凄く優しいんです。
きっと将来『弟を頼むネ!』と言えば責任をもって面倒をみてくれるでしょう・・・。
でも、だから頼めないんです。
きっと、長男坊は自分の人生を犠牲にしてでも弟の面倒をみるでしょう・・・
でもそれはダメなんです!
例え血の繋がった唯一の兄弟であっても彼には彼の生き方があり、その生き方は自由なんです。
将来、弟の面倒をみることで彼の人生で弟の面倒をみる責任感から必ず何か自分の生き方を犠牲にすることになるのが彼の性格から分かるんです。
それが、恋愛なのか結婚なのか、仕事や趣味なのか、大切な夢なのかは分かりません・・・。
でも将来、弟の面倒をみることで彼の人生の何かを壊すことになる!壊してでも弟を大事にすることを選んでしまうような優しい長男坊には僕ら夫婦は任せることはしたくないんです。
我が家の長男坊は、凄く行動力があって失敗を恐れず自分を信じてやりたいことを今やってます。
大人の僕が見ててもワクワクするぐらいの面白くて自分を持ってるカッコイイ男なんです!
(彼がビックになった時、僕のこのブログで『実は僕の息子は・・・』って自慢させて下さい。)
そんな彼の可能性を摘んでしまいたくない・・・。
なので、僕らが動けるうちは障害を持った次男坊は僕ら夫婦の手で愛情たっぷりと注ぎながら育て、僕らがいなくなった後は、施設での生活をすることになります。
何十年も先のことだから色んな意味で日本の発展にも期待をしつつ・・・。
これが僕ら夫婦が決断した将来の我が家、家族のあり方なんです。
僕ら家族と同じような境遇にいる方達へ・・・
あくまで僕の意見です。
親の立場のみなさんへ・・・
家族は時に一致団結が必要な時もあります。でも、あなたに健常な子がいるなら将来自由な選択肢をあげて欲しいと思います。
手伝って欲しい時にひと声掛けて手伝ってもらうで、間違っても家族だからを理由に一緒に面倒みてくれ!なんて言わないで下さい。
その子にはその子の生き方があるんです!
その子が将来、夢などを諦めた人生を送った時に『後悔』という二文字を思い浮かんでしまう生き方をしないように言葉を掛けてあげて欲しいと思います・・・。
兄弟姉妹の立場のみなさんへ・・・
人生はたった一度、いくら兄弟とはいえあなたはあなたの生き方があります。
障害を持った兄弟の心配をするのは分かるけど、面倒をみて終わる人生をあなたの人生のラストで最高の人生だったと御世辞でも言えないはず・・・。
将来あなたが親元を離れて自分の人生を生きていく中で、親の悩みに手を貸せずに口出しだけしかできない自分を決して責めないこと!
そこに罪悪感は一切いらない。
言い方がキツイかもしれないけど、割り切るところは割り切ることが大切!例え親がなんと言おうと・・・。
その代わり親が悩みごとを言ってきた時にはウザがらずに聞いてあげてね!
まとめ
最後に、この記事を読んだことであなたの選択肢が1つ増えてくれたら嬉しく思います。
人それぞれ、そんな考え方の人もいるんだな・・・ハハッ!ってくらいで!
これが僕ら家族の中に障害者がいる将来についてのあり方の考えです!
僕ら家族は将来的にこのスタイルで『Win-Win』を目指していきます。
自分のたった一度の人生のラストでどう迎えたいのか?どう迎えることでお互い笑い合えるか?
そんなことを僕はいつも考えてネガティブ思考になるのではなく、ポジティブ思考になれる選択をしています。
そのためには、夫婦二人が揃っているなら困ってから協力し合うんではなく、今から協力して子育てをして下さい。
障害を持った人も、それを支える家族も健常な人だけの家族とは苦労が違います。どうか一緒にいるなら今こそ家族一致団結をして下さい。
それだけで家族の笑顔が増えるんです!
頑張れるんです!
大きな壁さえ乗り越えようと思える力が湧いてくるんです!
そんな家族でいて下さい。
この度も最後までお付き合い誠に有難う御座いました。あなたに幸あれ!
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