★知的障害の子供がいる家族は普通の人生を歩めないと思いますか?
★あなたは今、知的障害の子供を理由にネガティブになってませんか?
★子供に障害があっても前向きに生きる方法を知りたくはないですか?
子供に知的障害があると、この先の将来に対して親は、とてつもない不安を抱いてしまうものです。
だからといって、知的障害を理由に悩み苦しんでいるだけでは、幸せを感じることはできません・・・。
我が家にも2004年生まれの知的障害の息子がいます。
知的障害というのは、軽度・中度・重度・最重度と4段階にわけられていて、その中でも我が子は一番重い”最重度知的障害者”です。
最重度知的障害者というのは、いくつになっても自立は不可能で、この先一生誰かのサポートを必要とする重い障害です。
【知的障害とは・・・】
知的障害(ID: Intellectual Disability)は、医学領域の精神遅滞(MR: Mental Retardation)と同じものを指し、「知的発達の障害」を表します。すなわち「1. 全般的な知的機能が同年齢の子どもと比べて明らかに遅滞し」「2. 適応機能の明らかな制限が」「3. 18歳未満に生じる」と定義されるものです。中枢神経系の機能に影響を与える様々な病態で生じうるので「疾患群」とも言えます。
要するに、知的障害を簡単に言ってしまうと、脳(知的)の発達に障害があり、言葉や計算や行動、そして人とのコミュニケーションなど、社会生活で必要なスキルの発達が一般的な子供の成長スピードとは違うことです。
知的障害者になる原因もさまざまで、先天的な子もいれば後天的になってしまう子もいるんだよね。
知的障害の程度
以下のものを、基準として用いた。
* 知能水準がI~IVのいずれに該当するかを判断するとともに、日常生活能力水準がa~dのいずれに該当するかを判断して、程度別判定を行うものとする。その仕組みは下図のとおりである。
・程度別判定の導き方
*知能水準の区分
I ・・・ おおむね20以下
II ・・・ おおむね21~35
III ・・・ おおむね36~50
IV ・・・ おおむね51~70
*身体障害者福祉法に基づく障害等級が1級、2級又は3級に該当する場合は、一次判定を次のとおりに修正する。
・最重度 → 最重度 ・重 度 → 最重度 ・中 度 → 重 度
画像引用:厚生労働省「平成17年度知的障害児(者)基礎調査結果の概要」
正直、僕も障害者の親になるなんて1ミリも思っていませんでした・・・。
もちろん僕だけじゃなく、障害の子供を望んでいる親なんて1人もいません。だから悩むし、親である自分を責めたり、この先の未来に対して、どうしようもない不安に襲われたりしてしまうんだと思います。
でもそれをわかった上で、前を向いていかなくちゃ幸せにはなれません。
僕ら家族が今、幸せと思えるのは、それができているからだと思います。
ということで、これから僕が書く記事の内容は
『僕の息子は知的障害者、だけど僕ら家族が幸せでポジティブ思考な5つの理由』
その理由をこの記事で伝えようと思います。
もし、現在あなたがこの先の不安ばかりを考えてしまい、ネガティブ思考になっているなら1度この記事を読んでみて下さい。
そして、この記事の結論を先に言ってしまうと、知的障害の子供と生活するうえで、幸せ且つポジティブに生きるためには大切する5つの項目があります。
- 子供のありのままを受け入れる
- 覚悟をする
- 使う言葉に気をつける
- 今を大切に生きる
- 行動する
僕ら家族を例にわかりやすく説明をしていきます。
そしてこの記事を読んだことで、あなたの気持ちが少しでも軽くなり、前を向くきっかけになってくれたら嬉しく思います。
知的障害の子供がいても幸せでポジティブになるには?
幸せ、且つポジティブ思考になる話の本題に入る前に、前置きとして聞いて下さい。
人間は元々、ネガティブに考えてしまう生き物ではあるんです。
ただ、ネガティブなままでいると、変えたい状況を変えることができません・・・。
状況を変えたければ、ポジティブ思考になる必要があるんです。
実際、僕の息子も知的障害者なので、あなたと同じように将来に対しての心配や悩みはあります。
だけど僕ら家族は幸せで、ポジティブに生きています。
何が僕ら家族とあなたが違うのか?そこの違いをハッキリとさせることで、その違いに気づいてもらい、少しでも気持ちが変わってくれたら嬉しく思います。
この後の内容で、そこの違いについて詳しく解説していきます。
では早速まいりましょう!
①子供のありのままを受け入れる
知的障害の子供がいる僕ら家族が幸せでポジティブな理由の1つ目は『ありのままを受け入れる』これができているんです。
知的障害があれば、できることと、できないことが当然のようにあるものなんです。
言葉が使えなかったり、危険な判断もままならない、実際にこの先苦労することだってわかりきっている・・・。
ただ、僕が言いたいことは障害児だからとか、健常児だからと分けて考えるのではなく、どんな子供であっても『あなたの子供』これを言いたいんです。
障害があっても周りと比べたり、隠したりせず、1人の人間として見てあげること。
周りの子供と比べれば、そりゃ違いがあって当然!でも子供には『そのままのあなたで大丈夫』という気持ちを親のあなたに持って欲しいと思います。
子供のありままを受け入れるってそういうことだと思います。
だからと言って”イライラするな!落ち込むな!ネガティブになるな!”って話でもありません。
そうそう!人間は怒ったり笑ったり泣いたりするものだよ!
子供の障害を受容することは、僕ら夫婦も障害児を育ててきたからこそ、簡単ではないことも凄く感じています。
ただ、変わらないものは変わりません。
そして、この世に存在している言葉で、とっても曖昧な表現の『普通』に拘る必要もありません!
②覚悟をする
知的障害の子供がいる僕ら家族が幸せでポジティブな理由の2つ目は『できなくて当然の覚悟』ができているんです。
覚悟をするっていうのは、①の受け入れることと繋がる話にはなるけど、できないことの多さ、この先の苦労をある程度覚悟しておく心構えが大切なんです。
できないことを練習してできるようになることも勿論あります。
ただ、人間だれしもやればみんなできるわけじゃないし、できないことの方が多いくらいです。
知的障害者との生活は、まさかまさかの連続です・・・。
親が勝手に子供に期待をし過ぎるのも相手からすれば負担になることもある。
だから親の僕らがすることって、子供の障害を受け入れ”できないことが当然”と理解したうえで障害があっても生きづらさを軽くしてあげるような環境づくりの方が重要なことだと思います。
③使う言葉に気をつける
知的障害の子供がいる僕ら家族が幸せでポジティブな理由の3つ目は『前向きな言葉を使うこと』これが大切です。
『自分の人生は、なんて不幸な人生なんだ・・・』
『毎日が最悪だ』
『自分には無理だ』
こんなマイナスな言葉や、自己否定をしてる人で幸せそうにしてる人はいません。
逆に、幸せに生きてる人は、普段から使ってる言葉が違うんです!
何があっても捉え方1つ。
『言葉で人生が変わるわけがない!』なんて思ってる時点で変わることはありません・・・。
でもその段階で、幸せを感じてる人と考え方や口に出してる言葉が違うことに気付くべきなんです。
実際に幸せを感じ、前向きに生きてる人達が、マイナスな言葉を使わないというのであれば、やってみる価値があると思いませんか?
最初はハッタリでも構いません。言葉を選び、いい言葉やポジティブな言葉を使って下さい。
自分の発した言葉通りの人生になるということを忘れないで下さい。
④『今』を大切に生きる
知的障害の子供がいる僕ら家族が幸せでポジティブな理由の4つ目は『今を生きる』この気持ちを大切にしてます。
人は生まれたと同時に、死へのカウントダウンが始まります・・・。
このことは絶対に避けることができない運命です。
でも、それがいつ訪れるかはわかりません・・・。
つまり、明日がその日かもしれないってことでもあるんです。
人はいつか死ぬ。そこをわかっていますか?
僕ら家族は何かに迷ったり、ビビったりした時『死んだら終わり。人生は1度っきり!』という言葉をよく使い、自分の気持ちを奮い立たせ、行動へのエネルギーにします。
普段使ってない人からしてみれば、大げさに聞こえるかもしれませんが、僕ら家族にしてみれば大げさでもなんでもなく、真面目な話です。
でもそれは、言い換えると僕ら家族は『今を大切に一生懸命生きる』ってことだと思っています。
僕ら家族のスローガン
『生きてるうちにどれだけ笑うかが勝負』
この僕のブログのタイトルにも、そういった意味が含まれいます。
子供に障害があると、この先の将来のことの不安や心配事はもちろんあります。
でも、この先の将来のことを勝手に妄想して、その妄想を暴走させても不安や心配事が膨らむばかり・・・。
この先のことは誰にもわからないけど、今を一生懸命生きることをしていれば、この先に何があってもその時その時を一生懸命に生きることで乗り越えていけるんだと思います。
例え失敗したって、生きている限り、何度でも、何度だってやり直しはできるから諦めず、今を生きて欲しいと思います。
⑤行動する
知的障害の子供がいる僕ら家族が幸せでポジティブな理由の5つ目は『行動する』ってことです。
幸せを感じたり、ポジティブ思考になったりするには、行動することが必要不可欠です。
でも、そうなりたいと思ってる人の殆どが行動することをしていません・・・。
人間の脳は、できない理由や失敗する理由を考えることが得意と言われています。
でも、その元々人間が得意とするネガティブな考え方で生きていては、いつまで経っても行動はできないし、現状何も変えることができません。
そして、障害のある子供を育てている親なら1度は聞いたことがあると思う『親なき後』という言葉。
この『親なき後』というのは”親の僕たちが死んだ後に残された障害のある子供の問題”という意味ではあるんですけど、僕は親が生きてても、”病気や年などで動けなくなった時点”から『親なき後』が始まると思っています。
この親なき後の問題は考えれば考えるほど問題は山積みで、最重度知的障害の息子がいる僕ら家族にとっても大きな悩みのタネです。
でも、僕ら家族はその悩みを少しでも軽くするためにしていることが『行動』です。
例えば、引っ越し。
僕ら家族は元々、田舎に住んでいました。
住み慣れた場所とはいえ、田舎に住み続けることで、息子の学校の問題、学校卒業後の問題、親なき後の問題と、この先問題だらけでした・・・。
そこで僕ら家族がとった行動は、そういった問題が少しでも減るように、福祉施設が整った街への引っ越しでした。
つづいて、生命保険の見直し。
親なき後のお金の問題も、障害のある子供を育てている親たちにとっては、大きな問題です。
そこで僕ら夫婦がとった行動は、親なき後の息子にかかるお金の問題を、生命保険会社を通して管理してもらえる生命保険信託という保険に入り直したことでした。
悩みや困り事は、1人で考えてても答えは見つかりづらいです。
だから、1人で悩んでいてもその悩みのトンネルから抜け出すことは難しいので、とりあえずでいいから動いてみることをしてみて欲しいと思います。
ポジティブ思考は鍛えて身につく!
今までネガティブ思考な人が、明日いきなりポジティブ思考になることは難しいと思います。
でも、ネガティブ思考の人がポジティブ思考になることは可能です!
つまり、ポジティブ思考というのは、鍛えることで少しづつ身についていく筋肉のようなモノだからです。
だから焦らず、最初はあえてのポジティブ思考からゆっくり自分を変えていって欲しいと思います。
そして今回、この記事で紹介した①〜⑤までの内容がその筋トレのメニューと言ったところです。
ぶっちゃけ、漠然とポジティブになりたいとか、幸せになりたいと思っているだけでは、何をどうしたらそうなるのかがわかっていないので、目標が漠然としていてもダメなんです。
なので、幸せでポジティブな我が家が実際に実践しているメニューなので、是非参考にしてみて下さい。
最後に・・・
今、自分の人生を否定している人は、今と違う人生を過ごしていたとしても、きっとその人生を否定しているでしょう・・・。
漠然と、何が普通かもわからず、普通に拘ることはやめて、今の自分を大切して下さい。
苦しんでいるのは、あなただけではないんです!
要は、捉え方次第ってことです。
ぶっちゃけ、知的障害というものは、どんなに悩んでも治ることは今のところありません・・・。
なら、変わらない現実をしっかりと受け入れて、今、家族や自分自身が笑顔になれる選択をしてみて下さい。
知的障害の子供が家族にいたって、普通に幸せに生きることはできるんです!
そして、幸せに生きていれば、何事もポジティブに捉える事ができるようになるんです!
『たった1度の人生、楽しい想い出いっぱい作りましょ!』
この度も最後までお付き合い誠に有難う御座いました。あなたに幸あれ!
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