知的障害児の『辛い』と思う子育てを『楽しく』するための5つの覚悟

子育て

★自分の子供が知的障害と診断され、どう受け止め、どう向き合っていけばいいのかがわからない・・・

★誰にも相談ができず、周囲からの理解も得れず孤立状態で、想像していた楽しい子育てとは違う人生を歩んでいることがツラい・・・

 

こんなふうに思ってる人はたくさんいると思います。

えーじ
えーじ

できることなら、楽しく子育てをしたいはず・・・誰だって。

 

わかります・・・。凄くわかります。

誰1人として障害のある子供を望んでいる人はいないということ・・・。

それは産まれてくる子供だって一緒だと思います。

 

えーじ
えーじ

だから、つらいけど、めっちゃツラいけど、そういう人はこの記事を読んでみて下さい。

 

障害のある子供がいる家庭にしかわからない話をしてしまうと、障害のある子供の子育ては冗談抜きでマジ大変。

そして、この世に誕生したからには、辛いと思ってても育てるのが親の務め。

 

我が家には健常で生まれた長男坊がいるので、僕ら夫婦は最初に健常な子供の子育てを経験してるんです。

だから、次男坊が生まれ、いざ子育てをしてみると予想もしていなかったことの連続でした・・・。

 

でも大変だからこそ学んだことが多く、その学んだことを活かして誰かの役に立てればと思いこの記事をかくことにしました。

 

そして、最初にこの話の結論を言っておきます。

障害児の子育てでまだなんとなく受け入れられずに悩んでいる方へ、厳しい話には聞こえてしまうかもしれないけど、結局『覚悟をした生き方の方が間違いなく『楽』に生きられるようになるといった話になります。

というわけで、これから僕が書く記事の内容は

『知的障害児の辛い子育てを楽しくする5つの覚悟』という内容になります。

  1. あなたはもう、守られる側じゃなく守る側に居るということ!
  2. 子供に何か障害があったとしてもその事を受け入れ向き合うこと!
  3. 親であるあなたは、自分の子を自分の考えで育てること!
  4. 周りの人目を気にしても、意味がないということ!
  5. 子供が生まれた時点で、親である自覚と覚悟を持つこと!

この5つの覚悟についてわかりやすく説明していきます。

実際に、知的障害を持った子供の子育てを経験している我が家だからこそ言えることがあるんです!

障害児の子育てで楽しめずに悩んでる方には是非、最後まで読んでもらって子育ては『苦しむものではなく』『楽しむもの』ってことに考えをチェンジして、気持ち的にも楽に子育てができますように・・・

そして、あなたの人生が涙よりも笑顔が増えることを願っています。

 

 

【えーじプロフィール】
この記事を書いた人

我が家には知的障害の息子がいて、その兄はフルコンタクト空手で全国大会優勝経験者、自分も空手の指導者として11年間の経験あり、妻は我が家の総監督、家族揃ってメンタルクソ強いです!

普段は会社員をしながら、障害のある我が子を育てて思うことを本音でストレートにツイートやブログで発信していきます。
『我が子は障害者ですけど何か?』の精神でやっていきます!

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知的障害児の子育てを楽しくする前に。

えーじ
えーじ

知的障害児の楽しい子育て方法の前に知って欲しいことがあります。

知的障害は軽度、中度、重度、最重度の4つに分かれていて、これは知能指数(IQ)で分けられていて、簡単に言ってしまうと知能指数が低ければ、最重度になるという分け方になる。
知的障害はこのように分けられてはいるけど、勘違いして欲しくないのは軽度だから楽、重度だから辛い。こんなふうに思って欲しくはないってこと!
障害がある以上、それぞれ大変なんです。
ほぼ、手を貸さないと何もできない重度知的も大変だけど、色々と中途半端にできてしまう軽度知的だって大変なことがそれぞれ親も子もあるんです。
知的障害の定義

 日本国内では一般的に「精神薄弱」が同義語として長期間利用されてきたが、1998年の「精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律」により「知的障害」に統一された。世界的にも“intellectual disability”が汎用されるようになってきた[1][2]。「retarded」という用語からくる偏見を避けるためである。

精神医学の診断体系であるDSM-IV-TRでは、「精神遅滞」という用語が使われているが、以下のような定義となっている[3]

  1. 明らかな知的機能の遅れ:個別施行による知能検査で、おおよそ70以下のIQ(平均より2標準偏差下が目安)(幼児においては、臨床的判断による)
  2. 同時に、現在の適応機能(すなわち、その文化圏でその年齢に対して期待される基準に適合する有能さ)の欠陥または不全が、以下のうち2つ以上の領域で存在:コミュニケーション、自己管理、家庭生活、社会的/対人的技能、地域社会資源の利用、自律性、発揮される学習能力、仕事、余暇、健康、安全
  3. 発症は18歳以前である

引用元:脳科学辞典https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E7%9F%A5%E7%9A%84%E9%9A%9C%E5%AE%B3

 

そして、知的障害は検査で出たIQによって4つに分けられます。

軽度:IQレベル50~55からおよそ70
中等度:IQレベル35~40から50~55
重度:IQレベル20~25から35~40
最重度:IQレベル20~25以下

 

 

【軽度知的障害とは・・・】

知的障害者の約85%がこの軽度で占められていると言われています。しかし、就学まで気付かれにくい人が多い。

成人までに小学校高学年程度の知能を身につけ、成人後は支援を受けながら生活をして、家族を持ったり簡単な仕事に就くことをしてる人はいる。

特異的な原因は特定できないことがしばしば・・・

 

【中等度知的障害とは・・・】

知的障害者の約10%と言われている。運動や言語発達の遅れはあるが、殆どの言語の習得ができて十分コミュニケーションをとれるようになると言われている。

学力的には小学校2〜3年生くらいとなる。成人すると、社会的や職業的に適切な支援を受けながら難しくない仕事ができる。殆どが器質的原因を同定できる。

 

【重度知的障害とは・・・】

知的障害の約4%と言われている。3〜6歳の知能に発達し、簡単な会話が可能になる。

訓練をすることで自分の身の周りのことができるようになり、成人すると決まった行動や簡単な繰り返しが可能だが、常に保護する人などが必要。ほぼ、器質的病因がある。

 

【最重度知的障害とは・・・】

知的障害の約1〜2%と言われている。3歳未満の知能に相当するといわれていて、言葉によるコミュニケーションは困難だけど、喜怒哀楽の表現が可能で、見慣れた人は覚えてる。

運動機能の遅れもあり、歩行に関しても困難なことが多い。他の身体障害やてんかん、神経症状などを伴うことが一般的。そして援助と世話が常に必要。

 

 

なんとか頑張って知的障害について簡単にまとめるつもりで書いてはみたけど、そう簡単にまとまる話じゃなかったです・・・。

ただ、障害については複雑でも、あなたがあなたの子供と『ツラい人生を送るか?』『楽しい人生を送るか?』は考え方1つで決して難しいことではないんです。

つらい子育から楽しい子育てにするための5つの覚悟をこの後の内容にまとめたので読んでみて下さい。

 

 

1.あなたはもう、守られる側じゃなく守る側に居るということ!

あなたの目の前にいるのは紛れもなくあなた方夫婦の子供です。

そうです!あなたはもう『守られる側』ではなく『守る側の人』なんです。

 

あなたがどんな未来像を描いていたとしても、目の前にいるその子をあなたが守らなきゃ他に守る人はいません。

安心して下さい。あなたの目の前にいる子があなたを幸せにしてくれます!

 

ぶっちゃけ、僕も我が家に障害を持った子供が誕生するなんて思っていなかった・・・。

でも我が子と数十年向き合ってきて、逆に自分が障害を持った息子に人として成長させてもらったと感じています。

実際に苦労もたくさんあったけど健常な子供を育てるよりも『幸せとは何か?』『家族とは何か?』を教えてもらった気がしてます。

 

 

2.子供に何か障害があっても、その事を受け入れ向き合うこと!

障害者と聞くと確かに、聞こえは良くないかもしれない・・・。

でも『障害』という言葉だけで同じ人間の良し悪しを判断するものではないし、生活してくうえで障害という言葉はほぼ関係ないので気にする必要はないです。

 

確かに健常な人と少し違う部分があるだけで、少し少数派な人種なだけ!

何も難しく考える必要はない。

子育ては健常な子も障害のある子も子育ての根っこの部分は同じ!

得意なことや不得意なこと、どんな人にもあることです。

まずは本気であなたが子供と正面から向き合って欲しい。

 

 

3.親であるあなたは、自分の子を自分の考えで育てること!

親のあなたは、自分の子に必要だと思うことを教えてあげればいい。

ただし、あなたの理想通りになるとは限らないことも予め理解しておいて欲しい。

そしてあなたが思っているよりきっと色々なこと一つ一つに時間が少しかかるかもしれない・・・。

 

親のあなたには子供と同じ目線で、同じペースで楽しく子育てをしていくだけ!

そして達成できた時にはたくさん褒めて一緒に喜んで下さい。

あなたの子はあなたの考えで楽しく育てて欲しいと思います。

 

 

4.周りの人目を気にしても、意味がないということ!

人目を気にしても全く意味なんかないということに出来るだけ早く気付きましょう!

人目を気にして何かを遠慮したり逆に人前だからと子供に厳しくしたりいつもと違う対応をするのではなく、いつも通り『可愛い、可愛い。』と接して下さい。

 

あなたがそうすることで、周りの人には障害があってもあの家族幸せそうだなぁって思ってもらった方がいいんです!我が家は幸せだよって見せつけて欲しいと思います。

子育てとは人目を気にしてやるものではなく、いつも通りあなたのやりたいようにやるものです!

 

 

5.子供が生まれた時点で、親である自覚と覚悟を持つこと!

親となったあなたはしっかりと自覚を持つこと。

自信なんか要りません。逆に自信がある人がいません。

少しづつで構わないから、親である『自覚と覚悟』を持つようにして下さい。

 

それはなぜか?

それは、子供はあなたを見ています。

喋り方、笑い方、考え方、親のあなたの仕草を見ています。

子供にとっては親のあなたが全てなんです。

 

子供にとって親の存在は大きいです。あなたが子供に否定的な言葉をかけて育てると自己肯定感が低くなっていくし、逆に上手に褒めて育てれば自己肯定感が高い子に育ちます。

あなたの言葉が子供にとっては大きなパワーにもなるってことを覚えておいて下さい。

 

 

最後に

最後に、今回この記事を使って皆さんに伝えたかった覚悟とは・・・

  1. あなたはもう、守られる側じゃなく守る側に居るということ!
  2. 子供に何か障害があったとしてもその事を受け入れ向き合うこと!
  3. 親であるあなたは、自分の子を自分の考えで育てること!
  4. 周りの人目を気にしても、意味がないということ!
  5. 子供が生まれた時点で、親である自覚と覚悟を持つこと!

これが親であるあなたが知的障害児との生活を楽しくするために必要な覚悟です。

 

子育ては、子供の成長を楽しむ貴重な時間でもある。

その貴重な時間を、他人の目やネガティブな気持ちで過ごしてしまうことはもの凄く勿体ないことで、その貴重な時間って思った以上にあっという間に過ぎて行ってしまいます。

 

貴重な子育てを是非笑顔で楽しんで下さいね!

 

そして、子育ての仕方などで困ったりした場合には本を読んでみることをおすすめします。

この本は50万部を突破したベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』のアンサーブックとして出版された本で、評価も高くおすすめです。

 

この度も最後までお付き合いして下さり、誠に有難う御座いました。あなたに幸あれ!

 



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